ブロア作業台の開発について
少子高齢化を背景に我が国の生産年齢人口が減少する中、建設業の担い手については概ね10年後に団塊世代の大量離職が見込まれており、その持続可能性が危ぶまれています。
建設業は全産業平均と比較して年間300時間以上の長時間労働となっており、他産業では一般的となっている週休2日も十分に確保されておらず、給与についても建設業者全体で上昇傾向にありますが、生産労働者については、製造業と比べて低い水準にあります。将来の担い手を確保し、災害対応やインフラ整備・メンテナンス等の役割を今後も果たし続けていくためにも、建設業の働き方改革を一段と強化していく必要があります。
このような時代背景中、作業の効率化を向上させる技術開発が重要と考えております。弊社の業務においては、ストックマネージメントに係る業務において、コンクリートの劣化部分やDFTジョイントの溝設置において、カッター作業で切断作業員と破砕片を除去するブロア作業員(図➀参照)の2名体制で作業を実施していました。今回、1名体制の作業を可能にし作業の効率化を図るため、角度調整が容易で直角、水平どちらの作業も可能なブロア作業台を製作しました。ブロア作業台のおかげで、人員を縮減し作業効率の向上が図られ建設現場の働き方改革を実現できると考えております。
今後も、知恵を絞り更なる効率化に貢献致します。興味のある方はご連絡ください。